中島みゆきをこよなく愛する美優です。
今回は、中島みゆき41枚目のオリジナルアルバム
『組曲 (Suite)』について紹介します。
目次
中島みゆき『組曲』について
『組曲 (Suite)』は、
2015年11月11日、
ヤマハミュージックコミュニケーションズから発売された
中島みゆきの41枚目のオリジナルアルバムです。
オリコン最高順位は、6位。
ジャケット・ブックレットの写真は、
深夜の中部国際空港を借り切って撮影しており、
「ミュージック・ジャケット大賞2016」の大賞候補50作品に選出されました。
36時間
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三・小林信吾
1日24時間じゃなく36時間だったら・・・
悲しみはゆっくりゆっくり癒えるでしょう
痛みの膜もゆっくり剥がれていくことでしょう
愛する人との時間を大切に大切にして行くでしょう
大切な人に優しく尽くしていくでしょう
1日24時間で追い詰められてしまったら
1日36時間と考えてみませんか?
お陽さまが昇って次に昇るまでの1日じゃなくて、
次が昇るのを見届けて沈むまでが1日。
朝6時~翌朝6時までが1日ではなくて、
朝6時から翌日の夕方6時までの36時間が1日、
としてみませんか?
そんな感じだと思いますが、
実際は、難しそうですね・・・
愛と云わないラヴレター
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三
「愛」という表現を使わずに書く恋文。
他の人には読めば、ただの季節伺いのような手紙。
あの人だけ読み取れる言葉散りばめて
心当たりにそっと触れる言葉散りばめて
この部分の歌詞が
何度聞いても私の心に刺さります。
戦争の頃は検閲を逃れるために
こんな方法使ってた人いたのかな・・・
ライカM4
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三
写真家の「タムジン」こと、田村仁さんをモデルにした
楽曲のようです。
タムジンさんはもちろん
みゆきさんのことも撮っています。
カメラマンの苦労が歌われているようです。
氷中花 (ひょうちゅうか)
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三・小林信吾
過去を振り返れば、
誰だって後悔はありますよね。
後悔は、氷の中に閉じ込めて
今の一瞬、一瞬を大事にして
これからの長い人生を歩んで行きましょう
というような歌のような気がします。
霙(みぞれ)の音(おと)
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三・小林信吾
♬ねぇ 霙って音がするのね 雨とも違う窓の音♪
強い雨や雹(ひょう)ならば窓にぶつかる音がするでしょうが、
霙は静かに降るイメージですよね。
別の人を好きになってしまったことを
なかなか言い出せず、静寂していて
霙の音さえも聞こえてくるようだということだと思います。
♬ねぇ 霙って音がするのね 雪より寒い夜の音♪
その日の夜は、雪の日よりも寒く感じたのでしょうね。
呟くように歌うみゆき様の声を聴いていると、
情景が浮かんできます。
空がある限り
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三
BSジャパン「日経プラス10」エンディングテーマです。
♬アゼルバイジャンの夕暮れは
女満別(めまんべつ)の夕暮れと変わらない♪
なぜ、アゼルバイジャンと女満別なのか
わかりませんが、
アゼルバイジャンと女満別に離れて暮らしている二人。
♬なつかしさも わずらわしさも 美しさも 汚なさも
あなたと私の町♪
何もかも別々だけど、
空はつながっている、
心はつながっている・・・
と言いたいのかな???
もういちど雨が
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三
過ぎてきた時間を元に戻すことはできない。
でも、また最初からやり直すことはできる・・・
♬もうないと思っていた 空があるらしい♪
からは未来への希望が感じられます。
Why & No
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三
最近はそうでもないような気がしますが、
よく日本人は「ノー」が言えないとか
言われていましたよね。
「なぜ?」とか「ノー」とか言ったら
相手に悪いのでは・・・
という気配りなのですが・・・
納得いかなかったら訊けばいいし、
断ったっていいんじゃない。
訊いたら悪いかなとか
時間が無駄になるかななんて考えて
「Why 」や「 No」を言わないことは
手抜きなんじゃないかという歌ですね。
ズバッと言った方がいいよというのが、
伝わってくるような曲調の楽曲です。
休石 (やすみいし)
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三
私は「隠れ鬼」の鬼。
あなたは痛い足を引きずりながら早足で
石段を登って行った。
私のことを置いて行ってしまったあなた。
「もういいよ」って言ってくれない。
「休石で休んで待っていてね」
という言葉を言えなかった事が悔やまれる。
あなたは手の届かないところへ行ってしまった。
伝えたい言葉があったのに・・・
LADY JANE
作詞・作曲:中島みゆき、編曲:瀬尾一三
下北沢にジャズバー「レディージェーン」という店がありますが、
そこが舞台だとか・・・。
この歌を聴いて思い浮かんだのは、
「店の名はライフ」と「ミルク32」でした。
「店の名はライフ」モデルは、
かつて北海道大学正門前にあった喫茶「ライフ」、
「ミルク32」モデルは、
札幌にある喫茶店「ミルク」のマスター。
時が経てば、
世の中がが変わるし、
町も変わるし、
客も変わるだろうけど、
この店は変わらずにあってほしい、
そんな店の一つだなのでしょう。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました(#^^#)
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